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【初心者向け投資術】貯金だって資産運用!だけど、投資すべき理由とは?

【初心者向け投資術】貯金だって資産運用!だけど、投資すべき理由とは?

SOSEKIです。

前回は、投資をはじめるべき理由として、トマ・ピケティの「21世紀の資本」から、r>gを例に出して紹介しました。

【初心者向け投資術】投資に迷っている人がまず知りたい、r>gとは?

今後、世界経済の枠組が変わり、r<gという世界が来るのかもしれません。しかし、r>gの世界で、格差が広がっている現実を見ると、労働の世界だけでなく、投資の世界で収益を得ようとすることは、ごく合理的な判断であるといえるのではないでしょうか。

今回は、別の側面から、投資をすべき理由を解説したいと思います。

すべての社会人は資産運用をしている?

さて、投資や資産運用と聞くと、ハードルが高いと思う人もいるかもしれません。しかし、本当に、ハードルが高い行為なのでしょうか。

これを読んでいる貴方は、きっと投資に興味があるのでしょう。でも、自分では、資産運用を始めていない、と思っているかもしれません。

ではここで、突然ですが、質問してみましょう。

「あなたは銀行口座に、1か月の生活費以上の貯金が、いくらありますか?」

ある人は0円と答えるかもしれませんし、ある人は10万円と答えるかもしれません。または、100万円、200万円と答えるかもしれませんね。1000万円を超える、つわものもいるかもしれません。

もう1つ質問しましょう。

「あなたは確定拠出型年金を会社でやっていますか?」

これも、Yesと言う人と、Noと言う人がいるでしょう。

この2つの質問で、貯金があると答えた人、確定拠出型年金をやっている、という人は、実は、すでに資産運用の世界に足を踏み入れているのです。

なぜなら、資産運用というのは、その名の通り、資産(=余剰資金)を運用するということで、資産を持っている人は、全員が運用していることになります。貯金だけ、という人は、言い方を変えれば、「現預金(日本円)のみで資産運用をしている」ということに他なりません。

広義で見ると、この記事を見ている人は、少なからず、資産運用をしている人ということになるでしょう。なので、ポイントは、「資産運用をするかどうか」ではなく、「資産をどのように運用するか」ということに絞られるのです。

貯金は、安全だと思っていない?

資産運用の手段として、貯金は有効なのでしょうか。一般的に、貯金のイメージはこうでしょう。

・利子はつかないけど、元本も減らないから、安全だ

・投資で損をするくらいなら、貯金しておいた方がよい

でも、果たしてこれは、本当に正しいのでしょうか。実は違うのです。違う理由を、2つの観点で見てみましょう。

インフレにより、現金の価値は目減りする

まず1つは、インフレの影響です。貨幣の価値というのは実は絶対的ではなく、相対的なものなのです。

たとえば、20年前は、自動販売機で買える缶ジュースは、100円でした。それが、今は130円になっています。(もちろんこれは消費税の影響もあります。)このように、物価が上がっていくことを、インフレといいます。

インフレが起きると、現金の価値は目減りします。たとえば、缶ジュースが100円から130円に変わったとします。これは、缶ジュースの価値が上がったわけでは、もちろんありません。現金の価値が下がったのです。1缶=100円、つまり1円=0.01缶ではなく、1円=0.008円に、20%以上価値が下落した計算になります。

でも、今の日本では、インフレは起きていない、むしろデフレだ、という意見もありそうですよね。というわけで、長期的なインフレチャートを見てみましょう。参考までに、アメリカのインフレ率も見せておきます。

(出所:世界経済のネタ帳

このように、確かに、日本はここ25年、インフレがない状態が続いています。しかし、これは、異常事態と言っても過言ではありません。逆に、アメリカは、ここ25年の間、2~5%の間で、ゆるやかなインフレを続けています。というか、インフレがないのは、日本をはじめ数か国だけで、多くの国ではインフレが起きています。

現在、日本は、2%のインフレ率を目標に、金融政策が行われています。2%のインフレ率というのは、世界的にも、「ゆるやかな経済成長」と言われる水準だからです。(残念ながら、現在のところ、この政策はあまりうまくいっていないようですが…)

このままインフレがない状況が続けば、確かに銀行預金で問題ないかもしれません。しかし、経済の潮目が変わり、インフレが起き始めれば、預金の価値は下がることになります。つまり、インフレの状況下においては、預金はプラマイゼロではなく、確実にマイナスのリターンになるのです

銀行は預金でも儲けている

でも、「バブル期は金利が6%あったんでしょ?ということは、インフレ率が上がれば、金利も上がるから、大丈夫じゃないの?」という人もいるかもしれません。確かに、これは半分正しいです。

厳密には、金利は、日銀が設定する長期金利によって決まります。ゼロ金利時代が続いているので、現在は預金金利はほぼゼロです。しかし、インフレが続けば、日銀は、インフレを抑えるために、金利を上げます。そうすると、預金金利も上がります。(これはいずれどこかで説明します。)なので、インフレが起これば、いずれ金利は上がります。

しかし、ここで忘れてはいけないのが、銀行の存在です。銀行が営利企業であることを、忘れてはいけません。

銀行は、実は、預金でも利益を得ているのです。銀行は、我々から預かったお金で国債を買い、その国債の利回りと、預金金利のスプレッド(差)で、預金でも金利を得ています。マイナス金利の今、多くの金融機関の預金事業は赤字になっていますが、もともとはこういう構造なのです。この構造だと、以下の式が成り立ちます。

インフレ率-銀行手数料=預金金利

つまり、銀行預金は、手数料の分だけ、インフレ率に負けるわけです。なので、どれだけ金利が高くても、銀行預金だけではインフレに対応できないのです。

まだ銀行預金だけで資産運用するの?

もちろん、銀行預金というのは、悪いことだけではありません。実際私もいくらかは、銀行預金があります。

しかし、「資産を持つ以上、資産運用をする必要がある」「銀行預金は、資産運用において、インフレが起きると、相対的にマイナスリターンになる」という事実がある以上、銀行にお金を預けることは、本当に安全だと言えるでしょうか。もう1度よく考えたいですね。

 

それではごきげんよう。
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