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【初心者向け投資術】投資におけるゴール(目標設定)の方法とは?

【初心者向け投資術】投資におけるゴール(目標設定)の方法とは?

SOSEKIです。

初心者向け投資術では、投資に対しての正しい考え方を持ってもらう、ということをテーマに記事を書くことが多くなっています。

私は、投資において最も重要なのは、リスクとリターンの関係をきちんと理解する、ということだと思っています。リスクとリターンの関係を知り、適切なリスク許容度を持つことが、投資で成功するための第一歩だと思っているからです。

 

【初心者向け投資術】おいしい話は転がっていない?リスクとリターンの関係とは。

今回は、リスクの観点から、投資における目標をどのように設定するか、について、解説したいと思います。

投資に目標設定は必要か?

まず、そもそも目標設定は必要か、という議論から入りたいと思います。私が想定するに、この世には、投資するタイプとして、3つの人間がいると思っています。

1.余剰資金があって、寝かしておくのはもったいないから、投資をしようとしている人

2.投資をゲームとして楽しんでいる人

3.老後や将来設計に不安があって、投資をしている人

このうち、2の人については、ゴールは、「市場平均に勝つ」ということでしょう。また、1の人は、老後資金に余裕があれば、どちらかといえば2の、余裕がなく、不安なのであれば、3の発想に近いと思います。

現実的に、世の中を見てみると、投資をしている人は、3の「老後や将来設計に不安があって、投資をしている」に近い人が多いのではないでしょうか。この場合、不安を取り除くためのお金が必要になります。その金額が、ゴールということになるでしょう。

なので、投資をするにあたっては、「市場平均を上回る」もしくは、「お金の不安をなくす」のどちらかがモチベーションになっているはずです。そうすると、「市場平均を上回る」の場合は、「年平均リターン」が、「お金の不安をなくす」場合は、「将来必要な金額」が、設定すべき目標、ということになるでしょう。

もちろん、だらだらと目標設定もなく、なんとなく投資をしている人がいることも否定しませんし、それが悪いことではありません。しかし、戦略とは、明確な目標から生まれるものです。目標があったほうが、効率的に投資ができるのです。その観点から、投資に関する目標は、あったほうがいい、ということになるでしょう。

投資目標を決める、3つの要素とは?

いったん、「市場平均を上回る」という、ゲームタイプの目標設定については、ここでは話を置いておきます。今回は、「将来●●円の資産形成をする」という方の目標設定に絞って話をしたいと思います。

目標設定するのは、「金額」だけではありません。投資における目標設定は、3つの角度から設定するのがよいと思っています。その3つは以下の通りです。

目標金額

まずはこれですね。最も大事なことですが、「いくら貯める」かが決まらないと、他のことが決まってきません。

時間

目標金額と同時に、必要なのが、時間の考え方です。時間というのは、「いつまでに目標を達成したいか」ということです。

たとえば資産を3000万円まで増やしたい、としましょう。今の元出は500万円です。これを1年で3000万円にするには、年利600%の投資を行わなければいけません。現実的には相当難しいといえるでしょう。

一方、35年間で増やすとするのであれば、年利は、5.3%ほどで良くなります。5.3%であれば、決して簡単な数字とはいいませんが、十分に達成可能な水準だと言えるでしょう。このように、時間が変わってくると、投資戦略が変わってきます。なので、「いつまでに」貯めるかが重要だと言えるでしょう。

リスク許容度

最後に意識したいのが、リスク許容度です。たとえば、同じ20年で3倍になる金融商品があるとします。一方は、最大半額まで値下がりする可能性があります。しかし、もう一方は、最大でも20%しか下がりません。

この場合、後者を選びたくなるのは極めて合理的な判断です。同じリターンであれば、リスクが小さい方を選ぶのが正しい判断になるからです。しかし、現実は、リスクとリターンは表裏一体です。最大半額になる可能性がある投資のほうが、20%下落の投資よりも期待リターンは高くなります。ただ、これを許容できるかどうかは、心理的な部分や、資金計画の面など、いろいろ判断する材料が出てきます。それも踏まえて、「どれくらいまでなら一時的なマイナスを許容できるか」を、目標設定の時に考えることで、投資に幅が出てくるのです。

この3つを意識することで、必然的に、投資スタイルや投資の幅が決まってくることになります。

投資目標は三次元で設計する

さて、これらを知ったうえで、「どう目標設定するか」について考えてみましょう。思い出してほしいのは、物語の「ウサギとカメ」です。

ウサギさんは、カメに比べて足が速く、先に行ってしまいますが、途中でさぼってしまい、カメに抜かれてしまう、という寓話ですね。これを投資におきかえてみましょう。

たとえば、年利10%で運用できるAさんと、年利3%で運用できるBさんがいます。どちらも目標金額は3000万円で、今は30歳、1000万円を持っているとします。2人とも今32歳で、55歳までに3000万円を達成したいとします。

Bさんは、11年目に、ほぼほぼ3000万円に近いラインまで達成してしまいます。なので、12年目以降は、より安全な、年1%の資産運用に切り替えました。

そうすると、二人仲良く、23年目には3000万円を達成しています。

1年目 5年目 10年目 12年目 20年目 23年目
A 1,050 1,276 1,629 1,796 2,653 3,072
B 1,100 1,611 2,594 2,882 3,120 3,215

※Bさんは11年目より年1%運用

さて、この場合、Aさん、Bさんは、どちらがよい投資をしたといえるでしょうか。また、あなたは、どちらの投資をするべきなのでしょうか

実は、ここで役に立つのが、リスク許容度です。年利10%で運用するということは、論理的には、年利5%の倍、リスク許容度が必要になります。たとえば、Aさんが途中で最大40%のマイナスになっていたとしたら、Bさんは最大80%のマイナスになる可能性があるのです。10年目に、2594万円が、500万円になっている可能性もあるんですね。これが受け入れられるかどうかが、Aさん、Bさん、どちらを目指すかによるのではないでしょうか。

ここで一つ参考になるのが、前回お話した、人的資本の話です。

【初心者向け投資術】資産はお金だけではない!「人的資本」の考え方とは?

仮に、人的資本が多くあれば(=現在の投資の金額が相対的に小さければ)、高くリスクをとって、早くリターンをとるという戦略はありだと思います。しかし、人的資本がそれほどなく、現在の投資金額が大きいのであれば、リスクは極力安定化させるべきだ、私はそう考えています。

なので、今から投資をする方は、やはり、「今持っている投資資金が、人的資本および将来欲しい金額に対してどれくらいか」という視点が必要だと思います。それによって、おのずと、投資の方向性は決まってくるのではないでしょうか。

投資におけるゴールは、リスクを勘案して決めよう

投資において目標設定は重要です。目標設定をするときは、金額・時間・リスク許容度の観点から目標設定をするのがよいでしょう。

そして、さらに、人的資本を加え、三次元の観点でゴール設計をしてみてはいかがでしょうか。これから人的資本が多く入ってくるのであれば、今の投資資金は相対的に小さいはずです。そうすれば、その資金は、思い切ってリスクをとって投資をしてみてもいいかもしれません。

いずれにせよ、「最悪どこまで資産が落ちるか」というのを考えながら、ゴールを決めてみることを、おすすめします。暴落というのは、思った以上に精神的に厳しいものですから。

それではごきげんよう。
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