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【投資】2019年の大型IPOと、グロース株にどう投資するかの考えの整理

【投資】2019年の大型IPOと、グロース株にどう投資するかの考えの整理

SOSEKIです。

先日、LYFTが上場しましたね。公募72ドルに対し、78ドルの価格がついたことが話題になっています。時価総額は約2.6兆円と、まずまずの規模のIPOになりました。

Lyftの上場初日株価は9%アップで引ける、時価総額は2.6兆円超え

このLyftは配車サービスなんですが、同じく配車サービスのUberも、今年上場を予定しています。それ以外にも、2019年には、そこそこ大型の上場が期待されています。

というわけで、今年上場する予定の企業を整理した上で、グロース株投資に対する私の考え方を整理します。

2019年注目のIPOは?

まず、2019年に注目されているIPO銘柄を、簡単に紹介しましょう。一部Techcrunchから引用しています。

配車サービスの元祖:Uber

Uberも、Lyft同様、2019年中の上場を目指しています。Lyftがアメリカ内のサービスなのに対し、Uberはグローバルでサービスを提供していること、また、Uber Eatsなど関連ビジネスも含めて、幅広いビジネスを行っているのが特徴でしょう。上場時の時価総額は13兆円ともいわれており、これはNetflixなどと同じくらいの規模であることを意味しています。

会議の効率化を図る:ZOOM

ZOOMは、ビデオ会議サービスやオンラインチャットなどのサービスを提供する会社です。本サービスは、GoogleやMicrosoftなどが参入しているが、その名かでZOOMは頭角を現しています。

創業者の袁征氏は2018年に「最も素晴らしい経営者」に選ばれています。報道によると、すでに上場申請をしたと言われています。

ビジネスチャットの第一人者:Slack

Slackはビジネスチャットのサービスを提供しています。今やDAU(デイリーのアクティブユーザー)が300万人ともいわれ、有料会員は100万人ともいわれています。日本でもIT系やベンチャー企業などで多く使われているサービスです。フリーミアムの成功の代表例ともいわれています。

Slackも、すでに上場申請を済ませており、2019年中に上場する見込みです。

第二のInstagramになれるか?:Pinterest

Pinterestは、写真を共有するサービスになります。サービスで言うとInstagramが近いのでしょうか。2010年創業で、MAUは2億人以上と言われています。2億人といえば、Twitter並みのサービス規模になります。また、ユーザーの大半は女性になります。

こちらも上場申請を済ませており、上期中には上場するでしょう。

クラウド環境でのデータ管理を実施:Rubrik

Rubrikは、クラウド環境、オンプレミス環境において、データバックアップとリカバリーサービスを提供しています。今年初めにAtlassianの前CFOMurray DemoをCFOとして、またPeter McGoffを最高法務責任者として迎えました。評価額は10億ドルを超えたと言われており、今年の上場が期待されています。

サイバーセキュリティのプラットフォーム:Cloudflare

Cloudflareは、サイバーセキュリティのプラットフォーム会社であり、時価総額は35億ドル超と言われています。2009年に創業されて以来、サンフランシスコに拠点を置く会社になります。

サイバーセキュリティは業界として非常に注目が高く、これからのIT時代を陰で支えると言われています。

グロース株を評価する方法は何か?

ところで、グロース株を評価する方法とは、いったい何になるのでしょうか。一般的に見るのは、PERやEPSですよね。私も、個別株を評価するときは、PERやEPSも重要視しています。

しかし、グロース株における評価というのは、非常に難しいと考えています。それは彼らが、「利益を出すことを市場から求められていない」からです。よく知られているのはアマゾンですね。最近でこそ利益も出していましたが、長年アマゾンは利益をほとんど出していませんでした。しかし、ご存知のように、株価は右肩上がりだったわけです。

アマゾンは上場してからすでに20年近くたっているため、単純にグロース銘柄とは言い切れません。しかし、グロース企業に投資する際に、多くの投資家は「何を判断にして投資すべきか」という問題に直面します。

グロース株が成長しているかどうかの目安として、よく使われるのは、売上高成長率および、PSRなどの、売上に関する指標になります。そのため、売上高成長率が低下したり、ガイダンスに届かなかったりすると、グロース株はよく売られます。先日のズオラの決算も、ガイダンスが悪く、売却を呼んでいました。

しかし、こういった尺度でグロース株を評価するのも、些か疑問が残る部分があります。確かに売上高は、順調に行くのがよいでしょう。しかし、現在の事業環境において、四半期単位の売上高成長率を重要指標とするのは、(しかもアナリスト予想を重視するのは)本当に正しいことでしょうか。

もちろん、売上高がガイダンスと会っているかどうかは重要です。なぜなら、その会社の経営が経営陣の思う通りに成長しているかどうかを示すのが、売上とガイダンスが一致しているかどうかだからです。しかし、外部の予想は、あまりあてにしない方がいいかもしれません。企業内部でどのような成長をPlanしているか、どういう未来を描いているかは、結局のところ経営陣しか評価できないからです。

結局のところ、ビジネスモデルの優位性で判断するしかない

では、何をもってグロース株を判断するか、それは、結局のところ「ビジネスモデルの優位性」でしかないと考えています。しかし、これを判断するのは、難しい部分があるかもしれません。

たとえば、私が判断するのは、「代替不可能かどうか」ということです。たとえば、Amazonの場合、ビジネスを構築するのに、莫大な物流網や倉庫への投資が必要になってきます。そういう観点において、Amazonは、代替が難しい、つまり、Amazonの優位性は続く、と考えています。一方、Facebookの場合、MAUは増えているとはいえ、ビジネスのほとんどは広告から収益を得ています。つまり、別のサービス、(あり得ないとは思いますがMixiなど)にリプレイスされる可能性があるわけです。日本においてMixiがFacebookに淘汰されたのを見たことがある側としては、Facebookの将来に強い優位性は感じません。

しかし、前回の決算において、Amazonは下がり、Facebookは上がりました。これが、決算の怖いところです。逆にいえば、前回の決算は、私的にはアマゾンは買い場であり、Facebookは売り場であった、そんな気もしているのです。

2019年のIPO、私はこう見る

では、その観点で、2019年のIPOは、どのように見るべきでしょうか。

個人的には、Uberは危ないと思っています。Uberのサービスは、どこかでやはり代替可能だからです。日本ではただのタクシー配車アプリになっているところを見ると、国やエリアの影響を大きく受ける、かつ、滴滴出行のように、ローカルなサービスも出てきやすいからです。そのため、長期的な優位性はUberには感じていません。同じく、ZOOMやSlackも、個人的にはあまり手を出したくはないですね。

逆に、RubrikやClodflareは、BtoBで、「なければいけない」サービスを提供しているため、大きな爆発はしないにせよ、安定した収益を稼げるモデルである、と考えています。実社会において警察やセコムが不可欠なように、オンライン上でもセキュリティの重要性は増していくでしょうし、データ自体が増えることで、その管理は必要になってくるでしょう。そういう意味では、これらが下がった時は、逆に「買い」かなとも考えています。

グロース株は決算で踊らされず、長期的な優位性で投資判断しよう

グロース株への投資は難しいです。セオリー通りであれば、決算がよければ買って、悪ければ売るというものですが、一時の決算で判断をすることが難しいのもグロース株です。

個人的には、グロース株がグロースするのは、長期的な優位性があるかないか、それだけだと思っています。2019年のIPO銘柄も、IPOに踊らされず、長期的な優位性を持っているかどうかを軸にして、投資判断をしていきたいですね。

IPOについては、こんな言葉があります「It’s Probably Overpriced(おそらく、それはたいてい割高だ)」

それではごきげんよう。

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