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【銘柄分析】トヨタ自動車は長期的に見て投資価値があるのか?

【銘柄分析】トヨタ自動車は長期的に見て投資価値があるのか?

SOSEKIです。

私は普段日本株には投資していません。(過去誤って投資した株はありますが…)

しかし、個人的に触手が動いた株があります。それが、まさかのトヨタ自動車【7203】です。

日本で一番の時価総額を誇るトヨタ自動車の投資の可否について考えてみたいと思います。

自動車はCASEによって、次のiPhoneになりえる

まず、なぜトヨタ自動車に触手が動いたか、その背景を簡単に説明しましょう。

その大きな理由が、「次世代自動車」です。ここ数年で、自動車の在り方そのものが変わる可能性があるのです。

次世代自動車について簡単に説明しましょう。次世代自動車は、以下の4つを満たしたものになると言われています。頭文字をとって、CASEとも言われています。

C:コネクティビティ(接続性)

A:オートノマス(自動運転)

S:シェアード(共有)

E:エレクトリック(電動化)

これらが次世代自動車のカギを握ると言われています。ここまで車が進化すれば、まったく自動車は新しいものになるでしょう。

かつて、iPhoneというのは携帯電話を「再発明」しました。私は今、自動車の世界でも同じことが起きていると考えます。そして、次の「iPhone」を自動車業界で作った会社が、次の自動車業界の覇権を握るのではないか、と考えています。

トヨタ自動車は自動車のAppleになりえるか

では、自動車業界で、次のAppleに近いのはいったいどこなのでしょうか。いや、GoogleやUberが自動運転サービスに進出していることを考えると、もはや自動車業界に限った話ではありません。次のAppleは、自動車業界外から生まれてくる可能性だってあるわけです。

では、トヨタ自動車は自動車のAppleになりえるのでしょうか。少し検証してみましょう。サービス面であるShared:共有の部分はさておき、燃料の部分と、自動化の部分で検証していきましょう。

燃料:電池の開発がカギ。各社横一線の状況

まずは燃料の部分です。燃料については、電気自動車が次世代自動車の大本命と言えそうです。水素やハイブリッドを推してきたトヨタ自動車は、今、逆風の中にいると言っても過言ではありません。

しかし、ここについては、各社横一線です。今、一見この分野で先行しているのは、米テスラ社のように見えます。しかし、テスラ社の電池も、事故を起こしたり、不具合があったりと、完全なわけではありません。また、価格の部分でもまだまだ課題はあります。

トヨタ自動車は、1月にパナソニックと電池に関する合弁会社を設立しており、テスラ他各社を猛追しようとしています。トヨタ自動車にも勝ち目はあると言えるでしょう。

自動化、コネクテッド:Googleが先行してサービス開始

自動化については、Googleが参加のウェイモで試験的にサービスを開始するなど、ITカンパニーが先行しています。残念ながら、自動車会社各社は、Googleに比べ、自動運転の検証距離も短く、今時点では劣後していると言えるかもしれません。

しかし、Googleとの大きな違いは、すでに大勢の車両が道路を走行している、ということです。これは実証実験を開始するに大きなアドバンテージになります。たとえば、トヨタの車両の10%にカメラやセンサーを付ければ、それだけで多くのデータがとれ、自動運転に生かすことができるのです。自動運転の人工知能のカギは学習させる量です。ここについても、まだ決着がついたとは言えません。まだ自動車各社にも勝ち目はあります。トヨタ自動車も、ソフトバンクと提携するなど、外部を巻き込んでなんとか追随しようとしています。

トヨタ自動車に本質的な開発力はあるのか

自動車は携帯電話と異なり、命を預かるものです。そのため、コンセプトメイキング以上に、開発力が重要になります。ポイントは、「トヨタに本質的な開発力はあるのか」ということでしょう。ここについてはいいニュースと悪いニュースがあると言えるでしょう。

いいニュースとは、研究開発費の高さです。トヨタ自動車の研究開発費は、日本で唯一1兆円を超えています。世界でも11位であり、2位のGoogle、3位のフォルクスワーゲンには水をあけられつつあるのものの、世界的には高水準と言えるでしょう。お金ばかりではなく、シリコンバレーにTRIを設立するなど、開発体制も本腰を入れて強化しています。

(引用:PWC

悪いニュースというのは、トヨタ自動車が、現時点では日本の大企業である、という点です。中途採用も積極的に進めていますが、今年も労使交渉が行われるなど、旧体制の部分も多くあります。現実的な部分で言うと、旧体制には弊害も多くあります(特に優秀な人材を確保するという点では、外資その他に劣後していると思っています。)

ただし、こちらも悪いニュースばかりではありません。トヨタ自動車は2019年の人事で、役員数を半減させ、組織の意思決定スピードを速めようとしています。こういったこともあり、今後、トヨタの人事制度は、よりフレキシブルに変わってくる可能性もあります。

こうした人事制度は、創業者一家である豊田章夫社長にしかできないかもしれません。逆に、言えば、氏が社長をしているうちに覇権を握ることが、トヨタ自動車の使命と言ってもよいでしょう。

トヨタ自動車が次世代自動車の覇権を握る日は来るのか

トヨタ自動車の今の時価総額は20兆円超、PERは約10倍、PBRは約1倍となっています。現在の自動車業界という観点では、さほど魅力的に見える数字ではないかもしれません。しかし、Appleが時価総額100兆円を超えていることを考えると、この数字は割安であると言えるでしょう。

ただしそれは、トヨタ自動車が次世代自動車の覇権を握ることができればの話です。ここ数年の開発競争が、次世代自動車にとってカギとなるでしょう。もし、トヨタの将来に期待するのであれば、今株を持っていてもいいかもしれませんね。

トヨタ自動車のチャートです。年初来の高値を更新しようとしているものの、2015年についた8000円からはまだまだ低い水準です。配当利回りも3%を超えています。

それではごきげんよう。

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