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【日本株】モーニングスターへの投資判断(3)特徴的なバランスシートと株主構成

【日本株】モーニングスターへの投資判断(3)特徴的なバランスシートと株主構成

SOSEKIです。

これまで、モーニングスターへの投資判断として、これまでは売上・利益面を中心に分析してきました。

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さて、今回は、少し視点を変えて、バランスシートや資本の面から、モーニングスターへの投資判断を見ていきたいと思います。

モーニングスターのバランスシート:無借金の堅実経営

まずはモーニングスターのバランスシートを見てみましょう。

非常にコンパクトなバランスシートになっています。まず特筆すべきは、負債の小ささですね。固定負債にいたってはゼロ円です。また、資産構成を見ても、現預金が40億、投資その他の資産が32億と、基本的に現金化しやすい資産が多く、清算価値は80億円くらいはありそうに見えます。

ここから言えることは、彼らは非常にコンパクトな会社運営を行っているということです。これは投資家目線から見ても、投資しやすい企業であるといえるのではないでしょうか。

モーニングスターの経営効率は?

とはいえ、無借金のため、D/Eレシオは15%に満たない水準と、財務レバレッジに関しては特段効かせているわけではありません。しかし、経営の効率性を見ても、特筆すべきものが窺えます。

この表はモーニングスター社のROE、ROICを表しています。見ての通り、ROE、ROICともに市場平均を上回っています。市場平均を上回ればよい、というわけではありませんが、少なくとも経営陣が経営効率を意識して経営していることがわかるのではないでしょうか。

モーニングスターの株主状況・および配当に関する政策は?

このように、モーニングスターが、軽いバランスシートで、経営効率を上げる努力をしていることがよくわかったかと思います。次は、その経営効率を上げる施策が継続的なものなのか、さらに、利益の還元についてはどうなのか、という点を見ていきたいと思います。

まずは株主の状況を見てみましょう。

基本的には、大株主と言われるのは、SBIの子会社であるSBIグローバルアセットマネジメント株式会社、そして、米国のモーニングスター社が、それぞれ5割、3割の株を保有しています。つまり、市場に出ている株は多くなく、基本的には、2つの支配株主がいる状況になります。

これはどういうことでしょうか。私は、この状況は、常に、「2つの顔色を窺わないといけない」状況であるとおもっています。もちろん経営陣にかかるプレッシャーは大きいでしょう。しかし、こういった相互にガバナンスが利いている状況は、株主としては安心できる状況ではないでしょうか。日本企業はどうしても経営陣による会社の私物化が見受けられるケースがありますが、この場合、1社は国内企業、もう1社が外資系の企業というのも、ガバナンスの観点からはプラスに働いていると言えそうです。

配当性向を見てみましょう。きちんとガバナンスが利いていること、そして、内部留保して投資を行う機会が少ないことが想定されていることから、株主還元は積極的です。配当金も年々上昇していますし、配当性向も60~80%程度で落ち着いています。どちらかというと、経営陣が、会社に残すよりも、株主還元を積極的に行うというスタンスです。このスタンスも私は好感が持てます。

逆に配当をしっかり出しているがゆえに、BPSの成長は緩やかかもしれません。しかし、確実に利益を積み上げていることは間違いない会社です。長期的にはBPSも成長してくるでしょう。

モーニングスターの投資に関する考察まとめ

ここまで書いてきたことを簡単に整理すると、モーニングスターは、

・サブスクリプションモデルのビジネスが堅調に推移している。ビジネスが堅調な背景には金融庁の、「貯蓄から投資へ」の政策が影響している。

・大きな事業上のリスクは景気後退に伴う投資熱の低下→実は市況に連動しやすい?

・バランスシートは軽く、また、経営効率もよい。

・大株主が2人いること(しかも日系と外資)から、ガバナンスはしっかり効いており、経営効率は高い。また、配当性向も高水準で安定しており、株主還元意欲は高い

というのが特徴と言えるでしょう。毎年一定のインカムゲインと、ゆるやかなBPSの上昇が期待できる銘柄だと思います。私は投資判断として、今の水準は「買い」と判断しました。

ご意見お聞かせくださいね。

それではごきげんよう。

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