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【投資方法】正しいナンピン買いのタイミングを考える(前編)

【投資方法】正しいナンピン買いのタイミングを考える(前編)

SOSEKIです。

投資をする上で最も大きい悩みとして、「いつ買うか」というタイミングがあります。

なぜなら、投資の基本は、「安い時に買って、高い時に売る」です。しかし、いざ買ってみると、上がると思ったのに下がった、という経験をした人も多いのではないでしょうか。

下がってしまった時に、取りうる手段としては、「売る」損切りか、「買い増す」ナンピンがあります。

今回は、この、ナンピンについて、考えてみたいと思います。

ナンピン買いのメリット、デメリットを整理

まずは、ナンピン買いのメリットおよび、デメリットを整理してみましょう。

ナンピンのメリットは、取得平均単価が下がることです。例えば、1株3000円で買った株が下がり、2000円になったとします。そうすれば、平均取得単価は2500円になります。株価が3500円に戻れば、利益が1000円になりますし、株価が2700円に戻れば、200円得をする形になります。このように、長期で株価が戻ってくるのであれば、安い時に押し目で買うというのは、1つの選択肢として有効だと言えるだろう。

一方、ナンピンにはデメリットもあります。「下手なナンピン素寒貧」という言葉があります。たとえば、先ほどの例だと、株価が2700円のタイミングで買ったとしましょう。そうすると、平均取得単価は2850円になり、2000円の時点では、損失は拡大しています。株価が2700円戻っても決して含み益にはなりません。このように、タイミングが悪い場合、ナンピンはさらに損失を拡大する形になります。

ナンピンのそもそもなんのためにするのか?

では、どういうタイミングでナンピンをするか、考え方を整理する前に、ナンピンはなぜしなければいけないのか、考えてみましょう。本来株式というのは、底値で買うのがベストです。しかし、たいていの場合、どこが底値かはわかりません。たいていの場合、下記のようなタイミングで、売買のタイミングを迫られることになります。

ここから先に、上がる確率が高ければ「買い」、そうでなければ「買わない」という判断をする形になります。あくまで確率の話であり、必ず上がるかはわかりません。せいぜいどれだけ強い確信があっても、70%程度が限界でしょう。

つまり、どれだけ自信がある銘柄でも、買った後、下がる確率というのは存在します。そのリスクをヘッジするために、ナンピンが存在するのです。

ナンピンの「正しい」方法とは?

では、どのようにナンピンすればいいのか。私なりの解釈を解説したいと思います。

ナンピンをする前提で考えたいのは、「いくらなら納得して買えるか」ということです。

たとえば、現在株価2500円、PER25倍、配当利回り3%、PBR1.2倍の株があるとしましょう。この株は今後2000円~4000円まで株価が動く可能性がある、とあなたは見込んでいますが、今、あなたはこの株を買いますか?というのが問いになります。

最終的に4000円になるのであれば、確かに「買い」でしょう。しかし、2000円になる可能性を考えれば、下がったときに買いたいです。しかし、本当に2000円まで下がるかどうかは、わかりません。

この場合、どのように考えて買うのかを、私なりに整理したいと思います。

1.1株あたりの上限金額、および買う回数を設定する

まず大事なのは、「1株あたりいくらまで突っ込めるか」ということです。私は200万円(PFの10%以内)というルールを設定しています。この上限はナンピンの回数を決めるうえで有効です。無限にナンピンできる人はまあそういないので、上限金額を設定しておくのは効果的です。

次に、ナンピンする回数を設定します。たとえばこの場合、1単位を買うには25万円が必要です。1株あたりの上限を200万円とすると、8回株式をかう、つまり、7回ナンピンできることになります。

2.どのタイミングでナンピンするかどうかを考える

次に、7回のナンピンを、どのようなポイントでするかを考えます。

たとえば、最もシンプルなケースだと、最大70%のマイナスになる可能性がある場合10%下がったタイミングで1回、20%下がったタイミングで1回、のように、均等にナンピンするタイミングもあります。これはこれで間違いではありません。

一方、各指標を見て、ナンピンするかどうかを見極めるケースもあります。今、私はこちらを採用しています。たとえば、以下のようなケースです。

・PERが20になったら

・配当利回りが5%になったら

・PBRが1倍を切ったら

・Net PBRが1倍を切ったら(Net PBRは以下の数式で表されます。)

現金及び預金+受取手形および売掛金+有価証券+投資有価証券-(流動資産の貸倒引当金+固定資産の貸倒引当金+負債合計)/純資産

このように、買いのタイミング(このタイミングだと確実にバリューがある、と納得するタイミング)でナンピンを入れるのも一つの手です。また、指標のタイミングになるか、取得平均単価が上記指標を満たすか、という2つの観点から考えることもあります。

上記の例だと、以下のタイミングでナンピンが考えられます。

PER20倍→株価2000円

配当利回り5%→株価1500円

PBR1倍→株価2083円

ネットPBR1倍→株価1200円(上記では計算できませんが、たとえばのケースとして)

上記をベースにすると、以下のようなタイミングで買いを入れることができます。

株価 合計 平均取得単価 タイミング
1回目 2,500 250,000 2,500 打診買い
2回目 2,000 450,000 2,250 PER20倍ライン
3回目 1,750 625,000 2,083 平均単価PBR1倍ライン
4回目 1,500 775,000 1,938 配当利回り5%ライン
5回目 1,200 895,000 1,790 ネットPBR1倍ライン
6回目 774 1,049,800 1,500 平均単価配当利回り5%ライン
7回目 600 1,109,800 1,387 ネットPBR0.5倍ライン

こうすることで、下がったからといってむやみやたらにナンピンするケースを防ぎ、かつ、どのタイミングで反発しても、自分である程度納得することができます。たとえば1300円で反発した場合、5回目以降は買えない(100万円以上は投下できない)形になりますが、それは別の株、またはETFへの資金にしています。機会損失こそあるものの、損失の拡大を防ぐことがメリットです。

下手なナンピンにならないように

もちろん、最初から1300円で買えればいいんですが、その株価を予想できる人はまずいませんし、2500円が底というケースも十分に考えられます。我々がナンピンをする上で考えるのは、「損失を最小限にする」ことであり、大儲けするためではありません。

下手なナンピンにならないように、ある程度、自分の中でマイルストーンを持ってから、ナンピンするのがよいと言えるでしょう。次回は、実際の銘柄をイメージしながら、「私ならいつナンピンするか」を考えたいと思います。

それではごきげんよう。

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