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【投資】僕が低PBR銘柄に投資する理由

【投資】僕が低PBR銘柄に投資する理由

SOSEKIです。

先日、11月末のポートフォリオを紹介した際に、スガイ化学工業を買った、という話をしました。

【投資結果】11月時点のPFと、株を買う理由について

スガイ化学工業という株を買った理由について、もう少し深堀しておきたいと思います。

スガイ化学工業ってどんな会社?

まずは、スガイ化学工業について、基本的な情報を整理しましょう。

スガイ化学工業は、和歌山に拠点を置く、化学メーカーです。医薬中間物、農薬原体・中間物、機能性中間物、染料・顔料中間物、界面活性剤等の製造及び販売を主事業としています。

主な指標は以下の通りです。(Yahoo!Financeより引用)

時価総額が15億円ちょいと、非常に小さい株になります。PERは11倍で、PBRが0.28倍です。私がこの銘柄に注目したのは、低PBRがゆえです。

まずは、PBRが小さい小型株、と理解してください。

なぜ低PBR銘柄に投資するのか

個人的には、最近、低PBRの銘柄を選んで買っています。では、なぜ低PBRの銘柄がよいのでしょうか。一度きちんと考えてみましょう。

PBRは、時価総額÷純資産で計算することができます。つまり、低PBR銘柄は、純資産に比べて、時価総額が小さい銘柄になります。これと合わせてよく使われるのが、PER、これは時価総額÷利益で計算できます。

株式価値というのは、基本的には、純資産の価値になります。もう少しいうと、資産から負債を引いたものが、株式の価値になります。

仮に今、この会社を清算するとしましょう。そうすると、資産は売却し、現金および現金同等物に変えます。そこから負債を引いたもの(借金を返したもの)が株主の取り分になるからです。これを会計用語で清算価値といいます。ベンジャミン・グレアムは賢明なる投資家で、清算価値をベースにした株式投資について言及しています。

一方、企業というのは企業活動を通じて、利益を積み上げます。この利益というのは、純資産に積み上がっていきます。つまり、利益を出している会社は、将来の株式価値が高くなることが予想されるのです。

企業の今の価値に注目したものがPBR投資、将来価値に注目したものがPER投資と言えるでしょう。ちなみに、今の日経平均のPERは14倍、PBRは1.2倍くらいです。いずれの視点から見ても、スガイ化学工業は割安と言えます。

ではなぜ、PERではなくPBRに注目するのでしょう。それは、日本と米国の企業の株主に対する姿勢の違いになります

基本的に米国は株主第一主義です。「会社はだれのものか」というテーマがありますが、米国は基本的には株主のものである、という前提のもと、他のステークスホルダーにどう利益を配分するか、という議論になります。一方日本では、会社はだれのものか、ということを本質的に理解していない人がほとんどなのです。

会社が株主のものであるという前提であれば、会社から生まれる利益は当然株主に帰属する、これは当たり前の話です。なので、米国株を見る際は、PERという指標が使われます。

一方、日本の場合、上場企業ですら、会社が誰のものかという問いに答えることができません。そのため、会社が生んだ利益は、株主に還元されるのではなく、会社のため(経営者の自己保身のために)利益剰余金という形でたまっていきます。

そのため、その純資産の量に注目し、PBRというフィルターで日本株を見るのは、ある意味で合理的だと考えています。

ROE経営という幻想

PERとPBRをつなぐのに、ROEという指標があります。Return on Equityの略で、資本からどれだけ利益を生み出したかを表します。一般的には、PBRとPER、ROEには以下のような関係が成り立ちます。

PBR=PER×ROE

一般的に、ROEが高ければ高いほど、PBRに対するPERは割安になるので、投資家からは指標として好まれます。米国の上場企業の経営者はROEの改善に心血を注いでいるといっても間違いではないでしょう。

一方、日本の場合はどうでしょうか。先ほどもいったように、経営者は株主価値の最大化のために心血を注ぎません。そのため、ROEが信じられないほど低水準な上場会社はたくさんあります。実際、スガイ化学にしても、ROEが2~3をうろついている会社です。まさに、「上場してはいけないレベル」の会社だと思います。

ただ、投資家からすると悪い話ではありません。経営者が何も考えていないがゆえに、利益が出ず、また、PBRが低位な株が多くあるということです。逆に言えば、ファンド等が目をつけて、この株を買った時点で、株主価値は大きく上がる可能性があります。

また、こういった銘柄については、「たまたま業績がよかった」年というのが存在します。その時は、利益が高く出るので、PERが割安に見え、ROEは高く見えます。いわゆる一般の投資家好みの株となるわけです。逆にいえば、低PBR投資をしている者にとっては、そこが売り時ということですね。

低PBR銘柄にこれからも投資していきたい

日本株の場合、もともとPBRが低いことに加え、経営者がいけてないことにより、低PBRで放置されている銘柄というのが散見されます。こういった銘柄は、「何かの拍子で」上がる可能性があると思っています。

もちろんバリュートラップなどには気をつける必要がありますが、これからも私は、日本株においては低PBRを追いかけていきたいと思っています。

低PBRの魅力について、少しでも共感いただければ幸いです。

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